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上肢のしびれ
上肢のしびれ
頸肩腕症候群(変形性頚椎症・頚椎椎間板ヘルニア)
「変形性頚椎症」
症状
外傷起点のない首・肩・腕などの痛み・腕や手のしびれ・手に力が入らない等・また、めまい・頭痛・耳鳴りが主な症状。 
原因 
加齢等に伴う椎間板や椎骨の変性。椎間板は椎骨と椎骨の間でクッションのようなはたらきをします。その変性により弾力性が失われクッション作用が弱まり、その結果、椎間関節がすり減ったり椎骨同士がぶつかったりします。刺激された椎骨は骨棘と呼ばれる骨突起物を形成し、それが脊髄神経や血管等を圧迫し、痛みやしびれといった症状が出るのです。

治療法…変形が起こること自体は特に心配のない疾患であり、多少の痛みや違和感等なら温熱療法や、日常生活に気をつけることで改善されます。こりや痛みの強い場合は、非ステロイド性消炎鎮痛薬や湿布薬などの薬物療法を用います。しかし、神経麻痺など日常生活に支障をきたすように症状が深刻な場合は、手術をして改善します。

ホームケア…姿勢を正し、同一姿勢を長時間続けないように気をつけることが大事です。肩や首の筋力アップのための体操を習慣づけるとよいでしょう。息を吸いながらゆっくり両肩を上げ、息を吐きながら下げる「肩の上げ下げ運動」や、手で頭を押しながら、それに抵抗するように前後左右に頭を倒す「抵抗運動」などの体操を行います。ですが、変性期で炎症が強い時は逆効果ですので、まずは診断をおすすめします。



「頚椎椎間板ヘルニア」
通常は腰痛やいわゆる「ぎっくり腰」のような症状が数日みられます。これに続いて片側のお尻や足へと放散する激しい痛みやシビレが生じます。この痛みは激烈なものが多く、運動麻痺が起こると足に力が入らず数日はほとんど満足に動けないことも多く、睡眠も妨げられるほどです。しかしながらこの痛みは2-3週間でピークを迎えることが多く、その後は放散する鈍痛がみられ、徐々にこれが薄らぐという経過をとります。典型的な場合には症状は一側下肢のみに限局しますが、時には両下肢が痛むことや、排尿排便障害、腱反射異常、知覚障害、筋力低下などがみられることもあります。


原因…腰椎の椎間板は椎骨と椎骨の間にあってクッションのような役割をしています。椎間板は外縁部分を構成する線維輪という靱帯様の構造物と、中心部に含まれるかなり軟らかい髄核とよばれる構造物から成り立っています。この椎間板のうち線維輪が弱くなって全体として膨隆したり、線維輪が断裂して中の髄核が脱出したりして、近傍にある神経を圧迫するようになったものが腰椎椎間板ヘルニアです。
腰椎椎間板ヘルニアは人口の1%程度に認められ、20~40歳代に多く、男性が女性より2~3倍多く、原因は、加齢的な変化に加え、軽微な捻挫や打撲、長時間一定の姿勢を強いる作業、スポーツ傷害などが誘因となって発生します。中には、重いものを持った際や「くしゃみ」などをきっかけに発症することもあります。

治療法…安静を指示し、日常生活動作の注意点を指導します。活動時には装具療法としてコルセットを着用させます。リハビリテーションとして腰椎牽引療法や温熱療法・電気刺激療法を指示し、腰部のストレッチングや筋力強化訓練を指導します。難治例では神経ブロック療法を検討します。
しかし、これらの手術しない方法で改善の得られない症例は手術的治療を考慮します。手術適応は、耐え難い痛みを認める症例や直腸膀胱障害を認める症例、運動麻痺を認める症例などが対象となります。
近年、MRIの普及などによりヘルニアの病態が解明されつつあり、一部のヘルニアでは、自然に消退縮小することも解ってきました。従って、急を要する症例(運動麻痺や直腸膀胱障害を認める症例)以外は、3~6ヶ月間の保存的治療を行うように指導します。一般的に、腰椎椎間板ヘルニアの90%程度が保存的治療により軽快すると考えられています。


ホームケア…日常生活上の注意が非常に重要で、その基本は安静と刺激を避けることです。痛みが激しい急性期は、温めると症状が悪化する事があるので、入浴はシャワー程度にしておくとよいでしょう。自分でむやみなマッサージや指圧等、患部に刺激を与えることはやめましょう。草むしりやデスクワークなど下を向いての仕事や、天井の掃除など上を見上げての仕事も控えましょう。 痛いからといって、全く動かないと足腰が弱るため、散歩や手足の体操など、首に負担がかからない運動はしても大丈夫です。首に関しては専門家の指示を仰いで下さい。

寝る際のまくらは、あまり硬くなく肩までかかるような大きめのものがおすすめです。立ったときのような自然な首の状態が保てる形のものが良いとされています。 頸椎椎間板ヘルニアは一度症状が消えても再発することがあるので、日常生活には気をつけましょう。



頚椎後縦靭帯骨化症
頸椎を支えている後縦靭帯が骨になる病気で、遺伝的に日本人に多くみらます。靭帯が骨化すること自体が問題になることは少ないのですが、骨化した靭帯が脊 髄を圧迫することで、手足にさまざまな神経症状を現すようになります。 現在のところ、靭帯が骨化する機序についての詳細は不明です。

原因 
脊柱は椎骨が積み重なってできていますが、それらの椎骨をつないで支えている組織のひとつに靭帯があります。この靭帯には、椎骨の前側にある「前縦(ぜんじゅう)靭帯」と後側にある「後縦靭帯」があります。 
後縦靭帯は脊柱管に面しているので、従来軟らかい組織が骨化して硬く大きくなると、脊柱管内にある脊髄を圧迫してさまざまな神経症状を現します。 
手足のしびれや痛みで発症することが多く、また、手指の運動がうまくできなくなり、箸が持ちにくい、ボタンが掛けにくい、字が書きにくいなどといった症状 が出てきます。脚では「痙性(けいせい)歩行」といって、脚が突っ張って歩きにくくなります。さらに症状が進むと、排便・排尿障害も起こることがありま す。 
脊椎の骨化する程度によって、それぞれ腰椎後縦靭帯骨化症、胸椎後縦靭帯骨化症、頚椎後縦靭帯骨化症と呼ばれます。一方、脊髄の後方に存在し、脊椎椎弓間 を連結している靭帯は黄色靭帯といい、これが骨化すると黄色靭帯骨化症といいます。黄色靭帯骨化症は、脊髄麻痺を生じる疾患であり、胸椎部に好発します。 何が原因で後縦靱帯骨化症になるのかは、多方面にわたって研究されていますが、はっきりした原因は不明なようです。後縦靱帯骨化症になる人の比率は男性と 女性では2:1で男性が多く、発症する年齢は40歳以上がほとんどです。 
後縦靱帯骨化症(こうじゅうじんたいこっかしょう)が頚椎に起こると、初発症状として首筋や肩胛骨周辺に痛みやしびれ、また、手の指先にしびれを感じるよ うになります。上肢の痛みやしびれの範囲が次第に拡がり、手指の運動障害のため両手の細かい作業が困難となります。また、下肢のしびれや知覚障害、足が動 かない等の運動障害が出現してきます。進行すると下肢のしびれ、痛み、筋力低下、上・下肢の腱反射異常、病的反射、知覚鈍麻などが出現し、痙性麻痺を呈し ます。脊髄麻痺は四肢に対称的に出現することが多く、前横断脊髄麻痺となれば、頻尿、開始遅延、残尿感、便秘など膀胱直腸障害も出てきます。後縦靱帯骨化 症の症状が重くなってくると排尿や排便の障害などで日常生活に介助を必要とする状態にもなります。後縦靱帯骨化症の初発症状は上肢のしびれや痛みを症状と するものが約40%、項頸部のこりや痛みを訴えるもの約34%、下肢のしびれや痛みを症状とするもの約16%、下肢の運動障害が約13%だそうです。後縦 靱帯骨化症は慢性進行性のかたちをとるものが多いようで、良くなったり悪くなったりしながら長い経過をたどり、神経障害が次第に強くなってきます。

治療法…保存治療には、頸部の安静のために頸椎カラーを装用します。薬 物療法では、痛みに対しては非ステロイド性消炎鎮痛薬や筋弛緩(しかん)薬を用います。温熱療法や牽引(けんいん)療法も用いられます。約3カ月治療をし ても症状が改善しない場合は、手術療法を考えます。
すでに脊髄障害により歩けなかったり、排尿・排便障害がある場合は、早めに手術するほうがよいですが、靭帯骨化があるだけで著しい症状がない場合は、経過を観察するだけでよいこともあります。
手術療法では、頸部の前から手術する方法と、頸部の後方から手術する方法があります。前からの方法は、「頸椎前方徐圧固定術」といい、脊髄の圧迫されてい る箇所が少ない場合に行われます。この際には骨移植が必要になり、通常は腸骨(骨盤の骨でベルトのかかる部分)から移植骨をとります。後ろからの方法は、 脊髄圧迫箇所が多い場合に用いるもので、主に「椎弓(ついきゅう)形成術」が用いられます。
後縦靭帯骨化症の治療には手術療法と保存的治療があります。まず頚椎の安静保持を保つため、保存的療法では頚椎の外固定装具を寝ている時以外に装着しま す。頚椎はこの時快適な位置にないといけません。装具は高さの調節ができるものがよいようです。入院して、持続的に頚椎を牽引する場合もあります。入院管 理の下に持続牽引する期間は約一ヶ月くらいです。牽引療法の効果は、胸椎や腰椎では頚椎よりも少ない傾向にあります。そのほか、消炎鎮痛剤、筋弛緩剤等に よる薬物療法で自覚症状の軽減が得られることがあります。症状が進行し始めると保存的治療の効果は期待できなくなるため手術治療します。これには前方手術 と後方手術があり、背骨が丸くなっている胸椎では前方進入法が選ばれ、腰椎では後方進入法がよく選ばれます。前方進入法は神経の圧迫を取るため骨化部位を 摘出し、その部位を自分の骨で固定します。後方進入法では骨化部位はそのままにして神経の入った脊柱管を拡げます。




尺骨神経管症候群(ギヨン管症候群)
小指と環指尺側(小指側)のしびれが出現します。肘部管症候群と異なり小指の背側のしびれはありません。他にも筋肉の痩せや、シビレがないのに、指がうまく伸ばせない、顔を洗うときに手から水が漏れるという症状もあります。

原因
ギヨン管(尺骨神経管)とは小指球(手の平の小指側にある肉の盛り上がり)にある尺骨神経の通り道で尺骨神経がこの部分でガングリオンや脂肪の塊、外傷などにより尺骨神経管内圧が上がり、圧迫を受ける病態をギヨン管症候群(尺骨神経管症候群)といいます。
お酒を飲んだあと何かに寄りかかりながら眠り、起きたら手が麻痺していたということも多くあります。
治療法
急性発症例は自然に回復することが多いです。他にも・ステロイド剤の注射や重症例では手術して圧迫を取り除きます。




手根管症候群…

手根管症候群は、 手首を通っている正中神経が圧迫されて痛みを生じる病気です。手根管症候群は、正中神経が圧迫されることによって起こります。正中神経は、手首の手のひら 側の手根管と呼ばれる部位を通っており、手の親指側に分岐しています。手根管とは、手首の手の平側で、骨と靱帯に囲まれたトンネル状の部位のことです。こ の中を正中神経と指を曲げる腱が通っています。ここは解剖学的に狭くなっているので、腫れを起こすなど、さまざまな理由で線維組織の束により手根管が圧迫 を受けます。ちょっとした圧迫でも神経が傷害されやすいのです。その結果、手指の感覚や運動の麻痺を起こします。

原因 
初めは人差し指、中指を中心に親指から薬指の親指側に、しびれと痛みが起こります。これらの症状は朝、目を覚ました時に強く、ひどい時は夜間睡眠中に痛みやしびれで目が覚めます。この時に手を振ったり、指の運動をすると楽になります。 
進行すると親指の付け根の母指球筋という筋肉がやせてきて、細かい作業が困難になります。とくに親指を他の指と向かい合う位置にもっていく対立運動ができなくなります。 
手根管症候群は珍しいものではなく、女性に多く見られます。発症年齢には妊娠、出産前後と閉経前後の二つの時期にピークがあります。また手作業の多い職種でも起こりやすいようです。 
手根管症候群は片手または両手に起こり、ねじまわしを使うときのように、手首を伸ばした状態で繰り返し力を入れる動作を要求される人は、特にリスクが高く なります。コンピューターのキーボードを使うときの姿勢が悪い場合も発症しやすくなります。振動する道具を長い間使用する場合にも手根管症候群を起こすこ とがあります。妊娠中の女性や、糖尿病、甲状腺機能の低下、痛風、関節リウマチのある人もこの病気のリスクが上昇しています。

治療法…
しびれや痛みが軽症~中等症の場合は、手首を安静に保つための装具を使用したり、ステロイド薬のトンネル内注射を行います。内服薬では消炎鎮痛薬やビタミンB剤を使用します。これらの保存療法が効かない場合や、筋肉にやせ細りがある場合は手術を行います。
手術の方法は、靭帯を切ってトンネルを開き、神経の圧迫を取り除きます。トンネルの上を4~5cm切って行う場合と、トンネルの入り口と出口付近でそれぞれ1~2cm切って内視鏡を入れて行う場合とがあります。 
母指球の筋肉が完全に萎縮すると、回復するのに1年以上かかるなど、回復しないケースもあります。早めの治療が必要です。手根管症候群の保存療法として、鍼灸治療がかなり有効です。


ホームケア…指にしびれや痛みがあり、朝起きた時にひどく夜間睡眠中に目が覚めるようなら、整形外科を受診してください。 
親指の付け根の筋肉がやせていれば、手術を含めた早急な治療が必要です。この状態が長く続くと、トンネルを開放する手術だけでは回復できず、腱移行術という健康な筋肉の腱を移動する手術が必要になります。






肘部管症候群…

小指と薬指の感覚と、指を伸ばしたり閉じたり開いたりする手指の筋肉を支配している尺骨神経が、肘の内側の肘部管というトンネルで圧迫や引き延ばしを受けて発生する神経麻痺です。 
麻痺の進行により症状が異なります。初期は小指と薬指の小指側にしびれ感が生じます。麻痺が進行するにつれて手の筋肉が痩せて、小指と薬指が真っすぐに伸 びない鉤爪変形あるいは鷲手変形が起こります。筋力が低下すると、指を開いたり閉じたりする運動ができなくなります。握力も低下します。

原因 
肘の内側の上腕骨内側上顆というくるぶしの後ろに、骨と靭帯で形成された肘部管というトンネルがあります。ここを尺骨神経が通ります。トンネル内は狭くゆとりがないため、慢性的な圧迫や引き延ばしが加わると、容易に神経麻痺が発生します。 
圧迫の原因には、トンネルを構成する骨が隆起した骨棘や、靭帯の肥厚、トンネル内外にできたガングリオン嚢腫などがあります。神経の引き延ばしの原因に は、小児期の骨折によって生じた外反肘などがあります。他にも野球のピッチャーは、スライダーを投げるときに腕を過剰に捻るため、肘部管症候群になりやす い傾向があります。

治療法…
初期でしびれや痛みが軽症の場合は、肘を安静にして、消炎鎮痛薬やビタミンB剤を内服します。これらの保存療法が効かない場合や、筋肉にやせ細りがある場合は手術を行います。 
手術の方法は靭帯を切ってトンネルを開き、神経の圧迫を取り除きます。ガングリオン嚢腫があれば切除します。神経の緊張が強い場合は、上腕骨内側上顆とい うくるぶしを削り、神経を前方に移動させます。外反肘により神経が引き延ばされている場合は、矯正骨切り術といって、骨を切って変形を矯正し、神経麻痺を 治すこともあります。 
肘部管は非常に狭いので手術が必要になることが多く、筋肉にやせ細りが出る前に手術をすると、予後は良好です。 
肘部管症候群軽症の場合は理学療法と肘の負担を避ける治療が行われます。肘用のパッドも有用です。それよりも私の臨床経験では、手術以外の保存療法の中では、鍼灸治療が有効とされています。


ホームケア…
まず小指や薬指にしびれや痛みがあり、肘の内側のくるぶしの後ろをたたくとしびれや痛みが走ったら、整形外科に受診してください。手指の筋肉にやせ細りがあれば急を要します。